「いつか、ひ孫の顔を見たいなぁ」──そんな願いを持つ方は多いですよね。
長生きできる時代になりましたが、実際に“ひ孫に会える”人はどのくらいいるのでしょうか?
この記事では、最新の統計をもとに「ひ孫に会える確率」をやさしく解説しながら、
家族のつながり方や、未来に向けてできる工夫を考えてみます。
🌸 ひ孫に会える確率ってどうやってわかるの?
「ひ孫に会える確率」を考えるとき、2つの方法があります。
ひとつは、実際の調査データを使う方法。
たとえば60歳以上の人のうち「ひ孫がいる」と答えた人の割合を出すと、
“いまの社会での実感値”が見えてきます。
もうひとつは、理論的に計算する方法です。
「子どもを何歳で産むか」「何世代で何年かかるか」、
そして「年齢ごとの生存率(生命表)」を組み合わせることで、
“どのくらいの確率で会えるのか”をシミュレーションします。
実際には、この2つをあわせて考えるのが一番現実的です。
まず「今の社会でどれくらいの人が会えているのか」を知り、
次に「自分の家族なら、どんな可能性があるか」を想像してみましょう。
👶 初産年齢と寿命がカギになる
“ひ孫に会える確率”を大きく左右するのは、
「初産年齢」と「寿命」です。
厚生労働省の最新データ(2024年)では、
日本の初産の平均年齢は31歳。
3世代を重ねると、ひ孫の誕生はおよそ90〜93年後になります。
その時点で生きている確率(=生存率)は、
- 男性:約25%
- 女性:約50%
となっています。
一方、25歳で出産する家庭では、ひ孫が生まれるのはおよそ75歳ごろ。
この場合、男性75%、女性88%と、ぐっと現実的な数値になります。
つまり、世代の間隔が短いほど、ひ孫に会えるチャンスが高まるのです。
(出典:厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」)
💪 長生きだけじゃない、“元気に会える”ということ
平均寿命は延びていますが、
本当に大切なのは「どれくらい元気に過ごせるか」。
2022年のデータによると、
| 性別 | 平均寿命 | 健康寿命 | 不健康な期間 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 81.05歳 | 72.57歳 | 約8.5年 |
| 女性 | 87.09歳 | 75.45歳 | 約11.6年 |
この差は、介護や医療の助けが必要になる時期を示しています。
「ひ孫に会えたとしても、元気に会話できる期間」は限られているのです。
そのため、健康寿命を延ばすことこそが“会える確率”を高める鍵になります。
🍎 生活習慣でできる「ひ孫への一歩」

寿命を決めるのは遺伝だけではありません。
研究では、寿命の約70〜85%が生活習慣や環境によるものだといわれています。
公的機関がすすめる健康習慣の例を見てみましょう。
- 塩分や脂っこい食事を控える
- ウォーキングや軽い運動を続ける
- 睡眠と生活リズムを整える
こうした日々の積み重ねが、
「長く」「元気に」家族と過ごせる時間を増やしてくれます。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「健康寿命の延伸」)
👩🦳 女性が有利な理由と「祖母仮説」
女性のほうが男性よりも長生きしやすく、
90歳まで生きる割合も約2人に1人。
さらに、進化生物学で語られる「祖母仮説」では、
女性が閉経後も長生きするのは、
子や孫の子育てを支えるためだといわれています。
この考え方は、“長生きが家族を支える力になる”という、
とても温かい視点を私たちに教えてくれます。
🏡 地域や家族のかたちでも違う

都会では晩婚化が進み、
ひ孫に会える人はやや少なめ。
一方で、地方や多世代同居の家庭では、
世代のつながりが早く、会える確率が高い傾向があります。
また、最近ではオンライン通話や写真のやりとりが増え、
「会えない距離」でも「つながる関係」が生まれています。
🌏 世界の中の日本の現実
海外では、6世代が同時に存在する家族が話題になることもあります。
一方で、日本は初産年齢が高く、少子化の影響もあり、
四世代がそろう機会は限られています。
それでも――
数字の奥には「家族を思う気持ち」が確かにあります。
長生きすることも、健康に暮らすことも、
次の世代へ“想いをつなぐ”ための準備なのです。
💞 まとめ:数字の向こうにある、家族の未来
- 初産年齢が若いほど、ひ孫に会える確率は高くなる
- 平均寿命だけでなく、健康寿命の差が大切
- 女性は長寿・活動期間の両面で有利
- 生活習慣の改善が「元気で会える」鍵
- 家族のつながり方を見直すことが、未来を明るくする
次回は、
👉 【Vol.2 前編】健康寿命ってなに?“元気に長生き”のヒントをやさしく解説をテーマに、
“健康寿命”をわかりやすく紹介します。
✨ シリーズまとめはこちら
👉 【ひ孫に会える確率】 連載まとめ

