【Vol.3】世界では何歳で“ひ孫”に会っている?

世界 家族コミュニケーション
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「世界の家族って、どんなふうに暮らしているんだろう?」
そんな素朴な疑問から、今回のお話が始まります。

日本は世界でも有数の長寿国です。
いっぽうで晩婚化や少子化が進み、「ひ孫に会える人」は、昔より減ってきたとも言われます。

一方、海外では――なんと“六世代”が同じ時代を生きている家族が報告されています。
「六世代」というと、ひいひいおばあちゃんから赤ちゃんまで!
ちょっと信じられないほどのスケールですね。

今回はそんな世界の「家族の重なり方」を、日本と比べながら見ていきましょう。
どこの国にも“家族のつながり”を大切にしている姿があり、
きっとあなたの家族にも重なるヒントが見つかるはずです。

👨‍👩‍👧‍👦 「ひ孫に会える確率」は国によってこんなに違う

ひ孫に会えるかどうかは、
「寿命」「出産年齢」「家族の文化」という3つの要素で決まります。

まずは寿命。
厚生労働省の最新データ(2023年)によると、
日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.14歳。
世界的に見てもトップクラスです。

でも、「長く生きる」だけでは、ひ孫に会えるとは限りません。
なぜなら、出産年齢が高くなるほど、世代の間隔が開いていくからです。

昔は20代前半で出産する人が多かった日本も、
今では初産年齢が30歳前後。
この10年ほどでぐんと上がりました。

つまり、長生きできても、子や孫の誕生が遅くなれば、
ひ孫が生まれるころには90歳を超えている――そんなケースも増えているんですね。

🌸 寿命と出産年齢がつくる“世代のつながり”

世界の家族

では、他の国はどうでしょう?

OECD(経済協力開発機構)の統計を見てみると、
多くの国で初産年齢は20代後半〜30歳前後が中心。
日本や韓国はやや遅め、フランスやスウェーデンは30歳前後、
アメリカは平均27歳ほどとされています。

初産年齢が早いほど、世代の重なりは増えます。
つまり、「おばあちゃん」「ひいおばあちゃん」として生きる時間が長く取れるのです。

逆に晩婚・晩産が進むと、重なる時期が短くなり、
「ひ孫に会える確率」は下がっていきます。

とはいえ、健康寿命がのびれば話は変わります。
“元気で過ごせる期間”が長ければ、
たとえ高齢であっても、会うチャンスは増えます。

平均寿命だけでなく、「自分らしく動ける年数」を大事にしたいですね。
(参考:厚生労働省『簡易生命表 2023年版』

🌏 海外の家族文化から見えること

世界には、日本とは少し違う「家族の文化」があります。

たとえばアメリカでは、子どもが成人すると早めに家を出て、
別々に暮らすのが一般的。
家族が遠く離れていても、
感謝祭やクリスマスには何世代もが集まって過ごします。

そんなアメリカでも、最近は住宅費や介護の問題から、
“多世代で住む家族”が少しずつ増えているそうです。

イギリスでは、住宅価格の高騰で若者が家を出にくくなり、
親や祖父母と同居する家庭が増えました。
いまでは「世代を超えて支え合う暮らし」が再評価されています。
ニュースでは「六世代が同じ時代に生きる家族」が紹介されたこともあります。

一方、中国や韓国などアジアでは、
昔から“家族の絆”をとても大切にしてきました。
祖父母が育児を助けたり、同じ敷地内で暮らしたり――
その文化が「ひ孫と会える確率」を自然に高めているのです。

🏡 日本の家族は“距離のとり方”が上手になっている

では、日本はどうでしょう?

内閣府の「高齢社会白書」によると、
昭和55年(1980年)ごろは、祖父母・親・子が一緒に暮らす“三世代世帯”が、全体のおよそ半分を占めていました。
ところが、令和2年(2020年)には1割にも満たない7〜8%ほどまで減っているそうです。

👉( 出典:内閣府『令和4年版 高齢社会白書』[第1章1節3項 世帯構成の変化]

一見すると家族が離れたように見えますが、
最近は「近居(きんきょ)」という新しい形が広がっています。

たとえば――
・徒歩10分の距離に住む
・同じ市内で、いつでも会える距離に暮らす
・二世帯住宅で玄関だけ別にする

こうした「ほどよい距離感」は、
お互いの生活を尊重しながらも支え合える、今の時代に合ったスタイルです。

特に高齢者にとって、孫やひ孫の声が聞こえるだけでも元気の源になります。
“同居よりも、無理なく続けられる近居”が、
新しい家族のつながりをつくっているのです。

🌼 これからの日本にできる工夫

電話

海外のように「六世代」が同時に暮らすことは難しくても、
日本には“心の近さ”を大切にする文化があります。

電話やLINEでのビデオ通話、
季節の手紙や写真のやりとり、
年に一度の家族旅行――
どれも立派な「世代の交流」です。

大切なのは、会う回数よりも、
“思い合う時間”を持つこと。

ひ孫に会える確率は、寿命や統計だけでなく、
「心の距離」をどれだけ近づけられるかにも関係しているのかもしれませんね。

💖 おわりに:家族の形が変わっても、心のつながりは変わらない

世界を見渡すと、家族の形は本当にさまざまです。
でも、どんな国でも共通しているのは、
「家族を思う気持ち」が生きる力になっているということ。

長生きすることも大切ですが、
その時間をどう生きるか、誰と過ごすかが、
ひ孫に会える未来を決めるカギなのかもしれません。

今日の話をきっかけに、
あなたの家族の“これから”を、少しだけ想像してみませんか。

📘次回予告:
【Vol.4】実践編:家族でできる「ひ孫に会える確率」向上アクション
食事・運動・交流など、毎日の暮らしの中でできる「家族をつなぐ工夫」をご紹介します。

シリーズまとめはこちら
👉 【ひ孫に会える確率】 連載まとめ

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