【Vol.4 後編】家族でできる“予定の合わせ方”と“特別な時間”のつくり方

三世代旅行 孫との関わり方
※本記事には広告(PR)が含まれます。

「ひ孫に会いたいけれど、なかなか時間が合わない」――
そんな声をよく耳にします。
仕事、学校、通院、地域活動……家族みんなの生活リズムが違う今の時代、
予定をそろえるのは、思っている以上にむずかしいものです。

でも、少しの工夫で“会えるチャンス”はぐっと増やせます。
スマホやカレンダーアプリを使って予定を共有したり、
帰省や旅行を「特別なイベント」として計画したり。
やり方しだいで、離れていても心はもっと近づけます。

この記事では、家族みんなが無理なく会える時間をつくる方法を、
シニア世代にも分かりやすくご紹介します。
あなたの「また会いたい」という気持ちが、きっと新しいつながりを生み出します。

⏱ 家族の予定を合わせるのは、思ったより難しい

「久しぶりに会いたいね」と言いながら、なかなか日が合わない――。
共働きの子世代、部活や塾で忙しい孫世代、通院や地域活動で予定がある祖父母。
三世代の予定をそろえるのは、意外と大仕事です。

でも、最近はスマホやタブレットを使って、家族全員の予定を“見える化”する方法が増えています。
たとえば「TimeTree」や「FamCal」などの共有カレンダーアプリ。
色分けされた予定をひと目で確認できるので、「来週の土曜、空いてるよね?」と声をかけやすくなります。

手帳やメモに書くのも良いですが、離れて暮らす家族が増えた今、
“みんなで見られるカレンダー”を持っておくと便利です。
お孫さんの運動会や誕生日、病院の予定など、
それぞれの行事を登録しておけば「行ける日」が自然に見えてきます。

💡 無理せず続けるコツ

予定共有の一番のコツは、「最初から完璧を目指さないこと」。
最初は“面会の予定だけ”や“誕生日だけ”など、簡単な使い方で十分です。
慣れてきたら、写真付きで「この日は家族で外食」など、
少しずつ広げていくと楽しみながら続けられます。

また、月に1回「家族ミーティング」を開くのもおすすめ。
オンライン通話でもOKです。
「来月は誰の予定が忙しい?」「どの日なら全員集まれそう?」
と話す時間をつくることで、予定のズレを早めに調整できます。

家族みんなで「一緒に予定を作る」という感覚を持つと、
“ひ孫に会える日”を逃さずつかまえることができます。

🌸 帰省や旅行は“特別な時間”のチャンス

トランプ

帰省や旅行は、家族の絆を深める絶好の機会です。
日常から少し離れた時間を過ごすことで、
普段は見えない一面や会話が生まれます。

とくに三世代での旅行は、思い出をつくる絶好のチャンス。
観光地をめぐるよりも、「一緒に食事を楽しむ」「夜にトランプをする」など、
“ゆっくり過ごす時間”を意識すると、心の距離がぐっと縮まります。

観光庁の調査でも、三世代旅行は年々増えており、
誕生日や還暦、入学祝いなど「記念日と合わせて行う」家族が増えています。
特別なきっかけをつくることで、参加のハードルも下がるようです。

✈️ 無理のない旅の計画を

シニア世代を含む家族旅行では、「無理をしない」が鉄則です。

  • 到着した日は予定を詰め込みすぎない
  • 食事や休憩の時間に余裕をもたせる
  • 天候が悪い時の“代替プラン”を用意する

こうしたちょっとした工夫で、当日の疲れがぐっと減ります。
旅先で「無理せず笑って過ごせた」という経験は、何よりの思い出になります。

📷 思い出を残す楽しみ方

せっかくの家族の時間は、写真や動画に残しておくとより楽しめます。
最近は「みてね」や「Googleフォト」などの共有アルバムが人気です。
帰省や旅行の写真をアップしておくと、
後から見返すときにも会話が広がります。

「去年のあの温泉、楽しかったね」
「ひ孫があの時こんなに小さかったのね」
そんな会話が、また“次に会う理由”になります。

🌍 地域や社会とのつながりも“家族の一部”

ボランティア活動

家族での交流だけでなく、地域活動やサークル参加も「つながり」を広げる大切な機会です。
内閣府の高齢社会白書によると、地域活動に参加している高齢者ほど、
生活の満足度や健康への意識が高い傾向があるそうです。

たとえば、地元のボランティアや趣味の教室、子ども食堂のお手伝いなど。
世代を越えた関わりが生まれることで、「話す機会」や「笑顔の時間」が増えます。
これは“ひ孫に会える確率”を高めるだけでなく、
毎日の暮らしをより豊かにしてくれるヒントでもあります。

❤️ まとめ:つながりは「予定」より「気持ち」から

予定を合わせることも大切ですが、
一番大事なのは「会いたい」という気持ちを伝えること。
少しの工夫で、家族の距離はぐっと近づきます。

スマホが苦手でも、電話一本でも、声を聞くだけで心はつながります。
そして、家族みんなが笑顔で集まる日が、きっとまたやってきます。

📘次回予告:【Vol.5】これからの日本、私たちは“ひ孫に会える”?
これからの日本社会で“ひ孫に会える確率”がどう変化していくのか――
少子高齢化やテクノロジーの進歩を背景に、
家族の絆がどう育まれていくのかを一緒に考えます。

シリーズまとめはこちら
👉 【ひ孫に会える確率】 連載まとめ

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