実家を建て替えたのは、今から8年前のことです。
当時の私は、まだ「親世代」として子どもたちと一緒に頑張っている最中で、「孫が来る家になる」なんて、正直まったく想像していませんでした。
それでも、老朽化してきた実家のこと、親のこれからの暮らし、自分たち夫婦の老後……いろいろなことを考えて「今のうちに実家を建て替えよう」と決断しました。
ところが、いざスタートしてみると、
想像していた以上に「大変だったなぁ…」というのが本音です。
この記事では、
- 実家を建て替える中で「ここが大変だった」「ここで迷った」と感じたこと
- それでも、今振り返って「やってよかった」と思える工夫や考え方
を、8年たった今の目線でまとめてみました。
これから「実家の建て替え」を考えるどなたかが、少しでも肩の力を抜いて準備を進められるきっかけになればうれしいです。
- 「実家の建て替え」は想像以上に大変
- 家族それぞれの本音と「優先順位づけ」が重要
- 担当者を“相談相手”として頼り、具体的な暮らしの場面を想像しながら決める
- 完璧を目指さず「8割できたらOK」と考えることで、後悔ではなく納得につながる
後悔?実家建て替えで感じた「思った以上に大変だった事・迷った事」

実家の建て替えはワクワクする反面、「こんなに決めることが多いなんて…」と途中でぐったりしてしまう場面もありました。
ここでは、私自身が実際に経験して「思っていた以上に大変だった」「ここは迷った」と感じたところを、順を追って振り返ってみます。
🏠そもそも、なぜ建て替えを考えるようになったのか。
建て替え前の家で感じていた限界については、こちらの記事で詳しく書いています。
👉古い家を建て替えた理由|床の不安・寒さ・暗さ…我慢をやめた7つの現実
当初の予定はリフォームすることだった
実家のトイレ前の床が抜けそう。
老親の為に、手すりが欲しい。
とにかく断熱が効かず冬は寒い。
2階にトイレとキッチンが欲しい。
景色を楽しむための屋上が欲しい。
全部は無理でも相談だけと、TVCMもやっている、とある住宅会社の展示場を訪問。
担当者は、ニコリともせず「難しいですね」と会話も続かず終了。
「屋上」プランが余計だったかと、帰路につく途中これまたTVCMをやっている、とある住宅会社の展示場の前を通りかかり、ダメ元で相談。
担当者は不在で(予約無しで行ったため)アンケートに記入して、後日連絡が来ることに。
なんと翌日、担当者と会う事になってから、我が家の一世一代の「実家建て替え」作戦が幕を開けたのでした。
住宅会社えらびと担当者との相性にドキドキ
「どの住宅会社にお願いするのか」
「担当者さんは信頼できる方か」
これは、「運」もあると思います。
パンフレットや展示場を見ていると、どの会社も素晴らしく見えます。
でも、実際に一緒に家づくりを進めるのは“人と人”。
担当者さんの雰囲気や、話をきちんと聞いてくれるかどうかは、思った以上に大切でした。
私たちの場合は、初対面の印象が決定打でした。
営業マンなので愛想は良いと思うのですが、先述したような担当者には、我が家の大きな一大事業を任せられないと感じてしまいます。
どんな人が担当についてくれるかは、こちら側では決められません。
「運任せ」?
それも心もとないですよね。
今思えば・・なのですが、大手ハウスメーカーは『オーナー制度』を導入している所が多いです。
この制度を利用すると、オーナーさんからの紹介という事で特典があり、展示場に飛び込みで行くよりお得に建て替えを進められる制度があります。
実際に私も、最初に展示場へ飛び込みで行ったときは、「この担当の方とはちょっと合わないかも…」と感じてしまったことがありました。
だからこそ今は、「最初から、家づくりを経験した人に相談できるルートがあると心強いのにな」とよく思います。
私がふだんブログ発信の学びでお世話になっている北川晴夫さんは、積水ハウスで家を建てている現役施主さんです。
👇このあと記事の後半で、北川晴夫さん経由で積水ハウスに相談できる窓口も少しご紹介しますので、「どこに相談したらいいか分からない…」という方は、参考にのぞいてみてくださいね。
スタートはヒアリングから
担当者さんに、先ずはざっくりで良いので、希望を伝えます。
- どんな暮らしがしたいのか(平屋・2階・3階)
- ビルトインガレージ・屋上・吹き抜け・二世帯など
- 家族構成・将来の予定(子や孫が増える?親と同居の可能性)
- 希望のエリア・学区・駅からの距離
- いつ頃までに入居したいか(保育園・小学校のタイミングなど)
- ざっくりの予算イメージ(月々いくらまでならOKか)
この「最初の雑談+ヒアリング」を元に、間取りのたたき台・資金計画・土地提案が動き出します。
資金計画(お金の枠をはっきりさせる)
家づくりの話が進むと、早い段階で「だいたいの上限」を決めることになりました。
担当者さんと一緒に、
をざっくり整理していきます。
細かいローンの組み方までは専門の担当者さんにお任せしつつ、
「わが家の場合、このあたりが安心して出せるラインですね」と
家づくりの“ものさし”になる総額 を先に決めておけたのは良かったなと思います。
土地がらみの確認
うちの場合は「建て替え」だったので、
まずは今の土地でどんな家が建てられるかを調べてもらいました。
などを、担当者さんが一つずつ確認してくれます。
土地から探して家を建てる場合は、
不動産会社と連携して候補地をいくつか出してもらい、
「この土地なら、希望している家がちゃんと建てられるか」を
あわせてチェックしてもらえるそうです。
間取りのたたき台づくり
資金計画と希望条件をもとに、設計担当やプランナーが
「初回プラン(間取り案)」を作ってくれます。
最初のうちはざっくりでOK。
- 部屋数・LDKの広さ
- 水回りの位置(キッチン・お風呂・洗面)
- 収納の量と位置
- 将来の間仕切りのしやすさ
などを、何度か打ち合わせしながら調整していきます。
※この段階では、まだ細かいコンセントやクロスの色まで決めなくても大丈夫です。
初回プランを見ながら、わくわく感でウキウキでした。
初めは何回か、展示場の立派なリビングで打ち合わせ。
その後は、実際のお風呂の浴槽や床材、クロス、玄関ドアのサンプルなどを見にショールームにも、何度も通いました。
図面だけでは暮らしがイメージできず?
平面図を前に説明を受けていても、素人なので最初の頃は
- 「この廊下、実際に歩くと狭く感じないかな?」
- 「ここからキッチンが見えるって、どのくらい見えるの?」
と、暮らしのイメージが追いつかないことがありました。
担当者さんは丁寧に説明してくださるのですが、図面の線を見ているだけではなかなか実感がわきません。
完成した家に実際に住んでみるまで、本当の意味での「正解」が分からない――そのもどかしさも、大変さのひとつでした。
クロスひとつにしても、小さなサンプルから部屋全体のイメージがなかなか湧きづらくて、困りました。
3Dで立体的に再現できる技術もあるので、この問題は解決。
概算見積もり→内容調整
初回プランができたら、
- 建物本体+オプション
- 外構(カーポート・門柱・フェンスなど)
- 諸費用・解体費(建て替えの場合)
を含めた概算見積りが出てきます。
ここで、
- 予算オーバーなら「減額案」(仕様を落とす・面積調整など)
- 余裕があれば「やっぱりここはこだわりたい!」という追加
を繰り返して、契約前に方向性を固めていくイメージです。
親世代・自分たち夫婦・子ども世代…三つの意見をどうまとめるか
実家の建て替えは、「親の家」でありながら、「これから自分たちも暮らす家」でもあります。さらに、時々帰って来る子ども世代の暮らし方も考えたい……。
それぞれの立場から「こうしたい」が出てくるので、
と、どれも間違っていないけれど、全部は叶えられない要望が並びます。
家族会議では、遠慮と本音が入り混じって、話がぐるぐる回ってしまうこともありました。
「誰の意見をどこまで優先するか」を決めるのは、本当に悩ましいところでした。
それでも、初回打ち合わせまでに「ある程度は意見をまとめる」と、準備がスムーズに進みます。
「まず何をしておけばいい?」という実務的な話
担当の方が決まったら、最初の打ち合わせまでに
ざっくりでも準備しておくと安心だったことをまとめておきます。
夫婦(家族)で話しておきたいこと
- 「絶対に叶えたい条件」を3つまで
例)段差を少なく/親の部屋は1階に/車2台分の駐車スペース など - 「できれば欲しいけれど、予算次第であきらめてもよいもの」を3つほど
例)書斎・屋上・吹き抜け など
この二つを分けておくだけで、打ち合わせのたびに迷子になりにくくなりました。
お金まわりをざっくり整理しておく
- 親からの援助があるかどうか
- いま払っている家賃(または住宅ローン)に、月々どのくらいまでなら上乗せできそうか
細かい数字までは決めなくてもかまいませんが、
「だいたいこの辺が限度かな」という感覚を家族で共有しておくと、
プランの相談がぐっと進みやすくなります。
好きなイメージと「今の不満リスト」
- 好きな間取りや内装の写真をスクリーンショットしておく
(雑誌・インスタ・旅先で泊まった素敵な部屋など) - 今の暮らしで困っていることを書き出しておく
例)収納が足りない/洗濯動線が悪い/冬とにかく寒い… など
※ここはたくさん出てきますが、家族みんなの意見を一度紙に出しておくと、
担当者さんにも伝えやすく、「どこを優先して直すか」が見えやすくなりました。
片づけと仮住まいの準備で体力的にもぐったり
建て替えには、家づくり以外にも大仕事がついてきます。
そう、「長年の荷物の片づけ」と「仮住まいの準備」です。
押し入れの奥から出てくる、懐かしいけれど今は使っていないものたち。
仕分けをしながら、気づけば一日が終わっていたことも何度もありました。
仮住まい探しも、希望どおりに見つかるとは限りません。
「親の通院に便利か」「仕事や生活の動線は大丈夫か」などを考えながら、何軒も見て回りました。
短期間の賃貸だと、貸してくれる所が少ないと感じました。
家づくりの打ち合わせと並行して進めるには、体力的にもなかなかハードだったなぁと今でも思います。
工事中の音や車両、ご近所への配慮にも気をつかった
工事が始まると、今度はご近所への配慮も必要になってきます。
これらが、周りの方の暮らしにどんな影響を与えるのか、とても気になりました。
工事が始まる前に、担当の方がご近所にあいさつ回りしてくださいました。
数か月間、離れた場所に住んでいたので心配になることもありました。
「実家 建て替え」は、家族だけの問題ではなく、周りの方の生活にもつながること。その現実も、工事中に何度も感じたポイントです。
後悔しないために これから実家を建て替える方へのヒント

ここからは、そんなふうにバタバタしながらも、今振り返ると「これはやっておいてよかった」「こう考えたから乗り切れた」と感じていることをまとめてみます。
「これから実家の建て替えを考えたいけれど、なんだかこわい」「疲れそう…」と感じている方の、ささやかなヒントになればうれしいです。
最初に「やりたいことリスト」を書き出して優先順位をつけた
一番やってよかったのは、最初の段階で「やりたいことリスト」を書き出したことです。
- 段差を少なくしたい
- 親の部屋は1階に
- リビングは家族が集まれる広さに
- 玄関まである飛び石の一部は残したい
など、思いつくままにノートに書き出していきました。
そのうえで、家族で話し合いながら
- 絶対に外したくないこと
- できれば叶えたいこと
- 余裕があればうれしいこと
の3段階に分けてみると、打ち合わせのたびに「迷子になりにくく」なりました。
全部を叶えるのは難しくても、「1番の部分はちゃんと形にできた」と思えるだけで、満足度はぐっと上がります。
「誰の意見を軸にするか」を家族で決めておいた
意見がぶつかる場面では、事前に決めておいた
「最終的には、ここだけはこの人の意見を優先しよう」
というルールが役に立ちました。
たとえば、
というふうに、「このテーマは誰が一番長く使うか」を考えながら、軸を決めていきました。
すべてを多数決にすると角が立ちますが、「ここはあなたに決めてほしい」と任せる部分を作ることで、話し合いがぐっとスムーズになりました。
担当者さんを「相談相手」だと思って本音をぶつけた
家づくりの途中で何度も感じたのは、「一緒に考えてくれる担当者さんの存在は、本当に大きい」ということです。
迷ったときや不安なときには、
と、できるだけ本音で相談するようにしました。
すると、図面を少し変えてくれたり、似たような家の事例を見せてくれたりと、「そうか、その手があったか」と思う提案をたくさんいただきました。
「素人がこんなことを聞いてもいいのかな」と遠慮していたら、きっと今の家にはなっていなかったと思います。
分からないことは分からないと言っていいし、気になることは早めに聞く――これは心からおすすめしたいポイントです。
快適な家づくりのパートナーはやはり、担当者さんで決まります。
家づくりのパートナーは「信頼できる担当者さん」で決まる、と書きましたが、
「どこに相談したらいいか分からない」という方も多いと思います。
私自身がお世話になっている北川晴夫さん(積水ハウスで家を建てている現役施主さん)の紹介ルートについては、こちらで詳しく解説されています。
👇[積水ハウスの紹介制度の詳しい解説はこちら]
具体的なシーンを想像しながら間取りを決めた
間取りを考えるとき、私がよく頭の中で描いていたのは、
- 老親が過ごしやすい日々
- 雨の日に家の中で一日過ごすとき
- 誰かが体調を崩して静かに休みたいとき
など、具体的なシーンでした。
「このタイミングで誰がどこにいると安心かな?」と考えながら、
- リビングは何人まで座れたらいい?
- 和室はどの部屋の近くにあると使いやすい?
- トイレと洗面所の距離はどのくらいだとラク?
と、一つひとつ決めていきました。
そのおかげで、今は孫が遊びに来ても、お正月に家族が集まっても、「この間取りでよかったな」と感じる場面が多いです。
完璧を目指さず「8割できたらOK」と考えるようにした
正直なところ、建て替えの途中では
「ここも、あそこも、もう少しこうしたかったかも…」
という欲が何度も顔を出しました。
けれども、どこかで
「8割くらい叶えられたら上出来。残りの2割は、暮らしながら少しずつ工夫していこう」
と自分に言い聞かせるようにしました。
実際に暮らし始めると、
- 家具の配置を変える
- 収納の中身を見直す
- 季節に合わせてラグやカーテンを替える
など、あとからでも調整できることはたくさんあります。
「完璧な家」ではなく、「自分たちらしく暮らしながら育てていける家」と思えると、不思議と気持ちがラクになりました。
🏠【これから「実家の建て替え」を検討し始めた方へ】
実家を建て替えた身として、「最初にどこへ相談するか」で、その後の進み方がだいぶ変わるな…と感じています。
私がブログ発信の学びでお世話になっている北川晴夫さんは、積水ハウスで家を建てている現役施主さんです。
いろいろな家づくりブログを読んできましたが、北川晴夫さんは数値や条件をあいまいにしない発信をされていて、「ここまでハッキリ書いてくれる人は貴重だな」と感じています。
このブログでは、**現役の積水ハウスオーナーさん経由で相談できる「オーナー紹介ルート」**も案内しています。
一般的には建物価格の3%前後の割引が期待できるルートですが、
割引率や条件は地域・建物・時期などによって変わるため、あくまで目安としてお考えください。
✅ 「これから積水ハウスを検討してみようかな」
✅ 「まだ展示場でアンケートを出していない/営業さんがついていない」
こんな方なら、検討のスタート段階からこのルートを使うことができます。
👇詳しい解説はこちらからご覧いただけます。
※お問い合わせフォーム内の「紹介コード」欄に UD3098 と入力していただくと、当ブログ経由の紹介として認識され、現役オーナーの北川晴夫さんと積水ハウスの店長さんが、あなたの地域の担当者へできる範囲でしっかりプッシュしてくれます。
お客様に付く担当者について
お問い合わせ後に、実際の打ち合わせやお見積もりを担当するのは、お住まいの地域の積水ハウス営業担当です。
(結果的に店長クラスの方が直接担当になることもありますが、あらかじめお約束できるものではありません)
当ブログからご相談いただいた場合、
- 一般的に「建物価格の3%前後のご紹介割引」が期待できるオーナー紹介ルートを使える
- 現役の積水オーナーの北川晴夫さんが信頼している**積水ハウスの店長(北川晴夫さんの担当者)**が、皆さまの地域の営業さんに向けて
「オーナーさんからの紹介なので、できる範囲でしっかり対応してほしい」
と、バックアップしてくれる
といった“+αの後押し”があります。
案件の内容や地域の事情によっては、経験豊富で相性の良さそうな担当者をアサインしてもらえるよう依頼することもあります。(こちらも確約ではありませんが、できるだけ良い体制でスタートできるよう、オーナーからも相談させてもらっています)
ご興味のある方は、参考にしていただけたらうれしいです。
まとめ・後悔しないために これから実家の建て替えを考える方へ
8年前の建て替えを振り返ると、決して楽な道のりではありませんでした。
図面とにらめっこした日々も、山のような荷物と格闘した日も、正直なところ「もう少し若いうちにやっておけばよかったかしら」と思う瞬間もありました。
それでも今は、
を思うと、「大変だったけれど、あのとき建て替えを決めてよかった」と心から感じています。
これから実家の建て替えを考える方には、
- 最初から完璧を目指さなくて大丈夫なこと
- 家族それぞれの本音を少しずつ出し合うこと
- 分からないことは、信頼できる担当者さんや専門家に遠慮なく相談していいこと
を、ぜひお伝えしたいです。
「実家の建て替え」は、決して簡単ではありませんが、
その先には、三世代が安心して集まれる「帰って来られる場所」が待っています。
これから計画を立てるみなさんが、ご自身のペースで、納得のいく家づくりができますように。
私の体験談が、ほんの少しでも心の支えになればうれしいです。
🎀 家づくりの全体像はこちらでまとめています
👉 孫が来る家づくり完全ガイド|安全・間取り・収納・設備を祖父母目線で総まとめ
(https://www.grandma-beginner.online/mago-house-guide/)

