こんにちは。初孫が1歳になったbunchanです。
お盆が近づくと、お盆玉をあげないのは失礼なのかな、お盆玉を迷惑だと感じるのは冷たいのかな、と気になる方もいるかもしれません。お年玉だけでも負担なのに、夏にもお金を渡す習慣が増えることに戸惑う気持ち、よく分かります。
そもそもお盆玉とは何なのか、いつから始まり、誰が広めたのか、お盆玉はあげるべきなのか。さらに、相場はいくらか、何歳まで渡すのか、お返しは必要なのかなど、考え始めると疑問が次々に出てきますよね。
特に、孫や親戚の子どもにお盆玉を渡す場面では、義実家との考え方の違い、兄弟姉妹間の不公平、子どもからの催促、親世代への気遣いなど、お金以外の問題も絡んできます。良かれと思ったお盆玉が、相手にとってありがた迷惑になる可能性もあります。
この記事では、お盆玉をあげないという選択がマナー違反になるのか、お盆玉が迷惑と言われる理由、親戚同士で揉めにくい決め方や断り方まで、初孫を持つ祖母の目線でやさしく整理します。あげるかどうか迷っているあなたが、自分の家庭に合った無理のない答えを見つけられたらうれしいです。
- お盆玉をあげない選択が失礼ではない理由
- お盆玉が迷惑だと感じられる主な原因
- 金額や年齢を決めるときの考え方
- 親戚や義実家と揉めにくい伝え方
お盆玉をあげないのは失礼?迷惑な理由

まずは、お盆玉がどの程度広まっている習慣なのかを確認しながら、あげないと失礼なのか、なぜ迷惑だと感じる人がいるのかを整理していきます。結論からいうと、お盆玉はすべての家庭が必ず行う全国共通の行事ではありません。
お盆玉は必ずあげるものではない
お盆玉は、必ず渡さなければならないものではありません。お正月のお年玉と似た名前ですが、全国の家庭に昔から定着してきた共通の行事とは少し性格が違います。
2026年に株式会社マルアイが行った調査では、お盆玉を知っている人は26.2%でした。反対に考えると、7割以上の人はお盆玉を知らないと回答しています。さらに、知っている人のうち、その年の夏にお盆玉をあげる予定がある人は30.6%でした。
お盆玉を知っている人も、実際に渡す人も一部に限られています。
この結果からも、お盆玉をあげない家庭が珍しいわけではないと分かります。お盆に孫や親戚の子どもと会ったとしても、食事を一緒にする、お菓子を用意する、遊びに連れていくなど、気持ちの伝え方は家庭によってさまざまです。
私の初孫はまだ1歳なので、本人がお盆玉を期待する年齢ではありません。だからこそ今のうちに、夏にも必ず現金を渡す習慣を作るのか、それとも必要な行事だけに絞るのかを考えておきたいなと思っています。
一度始めると、翌年からも続くものとして受け取られやすくなります。孫が増えたり、親戚の子どもが増えたりすれば、合計の負担も変わりますよね。今の家計だけでなく、数年後も無理なく続けられるかを考えることが大切です。
あげたい人が無理のない範囲であげるものと考えれば十分です。周囲が渡しているからという理由だけで、自分の家庭にも取り入れる必要はありません。
あげないとマナー違反になるのか
お盆玉をあげないことを、マナー違反と断定できるような公的な決まりは確認されていません。結婚祝いや香典のように、社会生活の中で一定の形式が共有されているものとも異なります。
お盆玉は、あくまでも家族や親戚の間で行われる任意の心付けです。そのため、渡さないからといって失礼になるとは限りません。
ただし、家庭内ですでに何年も続けている場合や、兄弟姉妹のうち一方の子どもだけが受け取っている場合は、急にやめることで戸惑いが生じることがあります。問題になるのは、あげないこと自体よりも、理由を説明せずに扱いを変えることかもしれません。
お盆玉をやめるときの伝え方の例
- 今年から季節ごとのお小遣いは増やさず、誕生日やお正月のお祝いを大切にすることにしたよ。
- 孫が増えても同じように続けられるように、夏は現金ではなく一緒に過ごす時間を大切にしたいと思っているの。
相手を責めず、自分たちの方針として伝えると、角が立ちにくくなります。「お盆玉なんて必要ない」「そんな習慣はおかしい」と強く否定すると、すでに渡している人の気持ちまで否定したように聞こえる可能性があります。
あげる家庭も、あげない家庭も間違いではありません。大切なのは、相手に同じ考えを強制しないことです。
お盆玉が迷惑と言われる理由
お盆玉を迷惑だと感じる人がいる背景には、単にお金を出したくないという理由だけではなく、家族関係に関するさまざまな心配があります。
お年玉に加えて出費が増える
孫や親戚の子どもが複数いる家庭では、一人ひとりの金額が少なくても合計すると大きな負担になります。お年玉、誕生日、入園・入学、七五三、クリスマスなど、子どもにお金や品物を贈る機会はすでにたくさんあります。
そこにお盆玉まで加わると、夏の帰省が楽しみではなく、出費を心配する時期になってしまうことも。物価が上がり、祖父母世代も老後の生活を考える中で、行事を増やし続けるのは難しいですよね。
一度渡すと毎年期待されやすい
最初は軽い気持ちで渡したとしても、子どもにとっては毎年もらえるものとして記憶されることがあります。去年はもらったのに今年はないの?と言われれば、渡す側も気まずくなってしまいます。
親が催促していなくても、子ども自身が楽しみにするようになることもあります。好意で始めたことが、いつの間にか義務のように感じられる。この変化が、お盆玉を迷惑だと思う大きな理由です。
親にお礼や管理の負担がかかる
幼い子どもに現金を渡すと、実際に管理するのは親です。祖父母は孫を喜ばせたいだけでも、親はお礼を伝えたり、預かった金額を記録したり、何に使うかを説明したりする必要が出てきます。
高額になるほど、親はありがたいよりも申し訳ないと感じるかもしれません。また、家庭によっては、お金を簡単にもらう習慣をつけたくないと考えていることもあります。
親戚の子どもの人数で不公平が生まれる
兄弟姉妹の家庭ごとに子どもの人数が違うと、同じ金額を一人ずつ渡しても、家庭単位で受け取る総額に差が出ます。一方で、家庭ごとの総額をそろえると、子ども一人あたりの金額が違ってしまいます。
完全な平等を目指しすぎると、かえって複雑になります。
人数、年齢、会う頻度、これまでの慣例が違うため、全員が納得する唯一の正解はありません。
お盆玉が迷惑になるのは、お金そのものよりも、比べる材料が増えるからともいえます。だからこそ、最初から無理に習慣化しないという考え方も自然です。
お盆玉はいつ誰が始めたのか
お盆の時期に子どもや奉公人へ衣類や小遣いを渡す風習は、一部の地域に以前からあったとされています。しかし、現在使われているお盆玉という名称は、古くから全国で使われていた言葉ではありません。
紙製品メーカーのマルアイは、お盆に帰省した子どもや孫などへ心付けや小遣いを贈る習慣を、お年玉になぞらえてお盆玉と名付けました。お盆玉は同社の登録商標で、2010年から専用のぽち袋を販売しています。
また、日本郵便は2014年7月から、全国の郵便局でお盆玉袋の販売を開始しました。身近な郵便局で専用袋が売られたことで、お盆玉という言葉を知った人も多かったのではないでしょうか。
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 以前から | 一部地域でお盆に衣類や小遣いを渡す習慣があったとされる |
| 2010年 | マルアイがお盆玉を商標登録し専用ぽち袋を販売 |
| 2014年 | 日本郵便が全国の郵便局でお盆玉袋を販売開始 |
| 現在 | 夏の心付けとして一部の家庭に知られるようになる |
詳しい経緯は、マルアイのお盆玉2026年版に関する公式発表と、日本郵便のお盆玉袋発売時の発表で確認できます。
つまり、お盆玉には昔の小遣い文化につながる部分はあるものの、現在の名称と専用商品が広まったのは比較的新しい時期です。
自分が子どもの頃にはなかったのに、今になって祖父母の役目として求められるのは違和感がある、と感じる人がいても不思議ではありません。新しい習慣だから受け入れなければならない、ということではないのです。
お盆玉をあげる人の割合
2026年のマルアイによるインターネット調査では、20代以上の男女4,802人のうち、お盆玉を知っている人は26.2%でした。そのうち、お盆玉をあげる予定があると答えた人は30.6%です。
なお、30.6%という数字は全国の回答者全員に対する割合ではなく、お盆玉を知っている人の中での割合です。数字を見るときは、調査対象を分けて考える必要があります。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| お盆玉を知っている人 | 26.2% |
| 知っている人のうち、あげる予定の人 | 30.6% |
| 主流の金額帯 | 1,000円から4,999円 |
| 現金をぽち袋で手渡す人 | 54.4% |
| 電子マネーで送金する人 | 12.2% |
| 夏の親戚づきあいで何もしない人 | 49.7% |
調査結果から分かるのは、お盆玉を渡す人が一定数いる一方で、誰もが行う定番行事にはなっていないということです。
また、民間企業が行ったインターネット調査なので、日本の全家庭の状況をそのまま表すものではありません。年代や回答者の条件によって結果は変わります。数値はあくまで一般的な目安として見てください。
最新の調査条件や詳しい内訳は、マルアイの2026年お盆玉に関する実態調査で確認できます。
お盆玉をあげない選択で迷惑を避ける方法
お盆玉をあげるかどうかに正解はありませんが、家族の方針が曖昧なままだと、期待や不公平感が生まれやすくなります。ここからは、渡す場合の金額、お返し、親戚間のルール、子どもへの伝え方など、具体的な決め方を考えていきます。
お盆玉の相場と年齢別の目安
近年の調査では、お盆玉の金額は、子どもにも大人にも1,000円から4,999円を渡す人が主流となっています。ただし、お盆玉には統一された相場や公的な金額基準がありません。
年齢別の金額が紹介されることもありますが、その通りに渡す必要はありません。お年玉より控えめにする、未就学児には現金を渡さない、学生までに限るなど、家庭の考え方を優先して大丈夫です。
| 年齢 | 金額を決める考え方 | 現金以外の例 |
|---|---|---|
| 未就学児 | 現金を渡さない、または少額にする | 絵本、飲み物、お菓子 |
| 小学生 | お年玉より少ない金額にする | 図書カード、文房具 |
| 中学生 | 兄弟間のバランスを見て決める | 必要な学用品、体験 |
| 高校生 | 家計と他のお祝いを含めて判断する | 食事、交通費の補助 |
| 大学生以上 | 終了する時期をあらかじめ決める | 帰省時の食事をごちそうする |
この表は決まりではなく、あくまで考え方の例です。相場に合わせることより、祖父母が無理なく続けられ、親も気を使わず受け取れる範囲にすることが大切です。
私なら、初孫が小さいうちは、本人が現金の意味を理解できないため、親に確認せずお金を渡すことは避けたいかなと思います。絵本を一緒に読む、好きな果物を用意するなど、お金以外でも楽しい思い出は作れますよ。
孫への現金と品物の選び方をもう少し詳しく考えたい方は、孫の誕生日プレゼントは現金と品物どっちがいいかも参考にしてみてください。
お盆玉のお返しは必要なのか
一般的に、お盆玉に必ずお返しを用意しなければならないという決まりはありません。子どもへの小遣いや心付けとして渡すものなので、お中元のような形式的なお返しは通常求められないでしょう。
ただし、渡す側がお返しはいらないと思っていても、受け取った親は気を使うかもしれません。特に高額なお盆玉や、親戚の子どもへの現金は、親にお礼やお返しの負担を感じさせる可能性があります。
お返しを求めていないなら、渡すときにひと言伝えておくと安心です。
受け取る側が気を使いにくい言い方
- 少しだけだから、お返しは本当に気にしないでね
- 毎年の決まりではなく、今年は一緒に遊べた記念だよ
- 本人のために使うか、貯めるかは二人に任せるね
反対に、親から遠慮された場合は、無理に受け取らせないことも大切です。「孫のためなのに、どうして受け取らないの」と言ってしまうと、好意が圧力に変わります。
贈り物は、相手が安心して受け取れて初めて気持ちが伝わるもの。断られたら、今回は渡さないという柔らかさも持っておきたいですね。
親戚間の不公平を防ぐ決め方
お盆玉で揉めやすいのが、孫や親戚の子ども同士の不公平です。子どもの人数、年齢、会う回数が違うため、全員を完全に同じ条件にするのは簡単ではありません。
不公平を防ぐためには、その場の雰囲気で金額を決めるのではなく、あらかじめ基準を作っておくと安心です。
決めておきたい4つの基準
- 誰に渡すのか
- 何歳から何歳まで渡すのか
- 年齢によって金額を変えるのか
- 会わない場合も送るのか
たとえば、孫だけに渡す、義務教育の間だけにする、一律1,000円にする、会った年だけ渡す、といったシンプルなルールなら説明しやすいですよね。
一方で、片方の家の孫には日常的に会い、もう片方には年に一度しか会えない場合もあります。会う回数を金額で埋め合わせようとすると、さらに複雑になることがあります。
私は、お金で公平を作ろうとしすぎなくてもよいと思っています。近くに住む孫とは日常の時間を共有し、遠くに住む孫には会えたときにゆっくり話す。それぞれ違う関わり方でも、愛情に差があるとは限りません。
また、孫への贈り物は現金だけではありません。年齢や家庭の方針に合った贈り物を選ぶポイントは、祖父母から孫へのプレゼントの選び方でもまとめています。
子どもの催促や期待への対応

子どもから、今年のお盆玉はいくら、去年はもらったのに、と言われたら困ってしまいますよね。けれども、幼い子どもは家族の会話や周囲の経験から、お盆にはお金がもらえるものだと思っているだけかもしれません。
催促されたときは、感情的に叱るよりも、家庭ごとに違うことを短く伝えるのがおすすめです。
子どもへの伝え方の例
- お盆玉は、みんなが必ずもらうものではないんだよ
- うちではお正月のお年玉を大切にしているよ
- 今年のお盆は、お金の代わりに一緒に遊ぼうね
- もらったお金は当たり前ではなく、相手の気持ちなんだよ
祖父母が孫に直接約束すると、親が決めている金銭教育と食い違う場合があります。「今度来たらお盆玉をあげるね」と先に言うのではなく、まず親に確認したほうが安心です。
また、子どもが催促したからといって、親が催促させているとは限りません。子どもの言葉だけで親を責めると、家族関係が悪くなってしまいます。
子どもへの説明は親に任せ、祖父母は親の方針を支える立場でいるのが、控えめな関わりにつながるかなと思います。
お金やプレゼントをたくさん与えることだけが、孫を大切にする方法ではありません。会ったときに話を聞く、一緒に遊ぶ、成長を喜ぶ。そんな時間も、子どもにとって大切な贈り物ですよ。
義実家と方針が違うときの伝え方
自分の実家ではお盆玉をあげないのに、義実家では毎年渡すということもあります。反対に、義実家からお盆玉を期待され、自分たちは負担に感じている場合もあるでしょう。
方針が違うときは、どちらが正しいかを決めようとすると話がこじれます。まずは夫婦で、自分たちの家庭ではどうするかを話し合うことが大切です。
夫婦で先に確認すること
- 自分の子どもにお盆玉を受け取らせるか
- 親戚の子どもへ自分たちも渡すか
- 金額や対象年齢をどうするか
- 祖父母から高額なお金を渡されたときどうするか
夫婦の方針が決まったら、基本的には自分の親には自分が伝えるほうが自然です。妻が夫の親に、夫が妻の親に直接反対意見を伝えると、内容以上にきつく受け取られることがあります。
義実家への伝え方の例
- いつも孫のことを考えてくれてありがとう。まだお金の意味が分からない年齢なので、お盆玉はもう少し大きくなってから相談させてね。
- お正月や誕生日にも十分いただいているので、夏は一緒に遊んでもらえるだけでうれしいよ。
大切なのは、感謝を先に伝えることです。受け取りを断る場合も、気持ちまで拒否しているわけではないと伝われば、相手も受け止めやすくなります。
また、親に相談せず物やお金を渡すことが重なると、親世代は自分たちの方針を尊重されていないと感じることがあります。孫への贈り物をめぐる親子のすれ違いについては、孫の服を勝手に買ってしまう祖父母への解決策にも共通する部分があります。
お盆玉をあげる側も、断る側も、相手を変えようとしすぎないこと。家庭ごとに違うと認めたうえで、自分たちが無理なく続けられる範囲を伝えていきましょう。
まとめ|お盆玉をあげない選択で迷惑を防ぐ

お盆玉は、すべての家庭が必ず行わなければならない習慣ではありません。お盆玉をあげないからといって、すぐに失礼やマナー違反になるものでもないですよ。
2026年の調査でも、お盆玉の認知度は26.2%で、知っている人のうち渡す予定がある人は30.6%でした。お盆玉を知らない人や、知っていてもあげない人のほうが多いことが分かります。
この記事のポイント
- お盆玉は義務ではなく家庭ごとに決められる
- あげないこと自体はマナー違反とはいえない
- 家計負担や期待の固定化が迷惑と感じる原因になる
- 渡す場合は親への事前相談を大切にする
- 親戚間では対象年齢や金額の基準を決める
- 現金の代わりに食事や一緒に過ごす時間でもよい
初孫がかわいいと、お金や物をたくさん渡したくなる気持ちもあります。でも、祖父母の愛情は金額では決まりません。親世代に気を使わせず、孫にも当たり前だと思わせない距離感が、長く穏やかに付き合うためには大切かなと思います。
お盆玉をあげない選択も、家族を思って決めたものであれば十分に温かい選択です。お年玉や誕生日を大切にする、夏は一緒に遊ぶ、好きな食事を囲むなど、あなたの家庭に合った形を選んでくださいね。
記事内の金額や割合は、調査時点における一般的な目安です。調査対象や時期、家庭環境によって状況は異なります。
税金については、お盆玉そのものを名指しした公的な基準は確認されていません。国税庁の「贈与税がかからない場合」では、個人から受け取る祝物などの金品について、社会通念上相当と認められるものは贈与税がかからないと案内しています。ただし、高額な贈与やほかの贈与との合計額によっては、扱いが変わる可能性があります。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
